Silithusで拾ったオーガの日記その2
続き。
6
他の教団員たちもここへやってきた。
そいつらは、頻りにアルガスについて話している。
覚醒せしものについて。俺たちの敵が気づきもしていない偉大な勝利について。
だけど、オグモットだけがヴィジョンを得ることができる。
他のやつらは主たちの祝福を授かっていないんだ!
オグモットは夢の事を他のやつにも話してやった。
だけど、その痩せっぽちはただ嘲り笑うだけだった。
オグモットはあの女が嫌いだ!
7
ヴィジョンを得ることなく幾日も過ぎた。
オグモットは主たちを怒らせてしまったのか?
オグモットは生贄を捧げます!お願いだ主たちよ!
オグモットの事を思い出して!
8
星がオグモットを見ている。とっても眩しい!オグモットは隠れるぞ!
ダガーが真実を伝える。オグモットが溺れて(死んで?)から長い時が経ちすぎた。
主たちよ!オグモットを見捨てないで!
9
骨に付いた肉は悉くそぎ落とした、だけどオグモットは未だにヴィジョンを得ていない。
オグモットは信心が足りないと、他のやつらが俺を笑う。
だけど、俺は選ばれし者だ!オグモットは信仰を失いはしない!
もっと生贄を捧げるか?そうだ!もう一度、捧げればきっと気づいてくださるはず…
10
彼女の叫び声で目が覚めた。無数の囁きで掻き乱される。
主たちの祝福がやってくる。オグモットはついに理解した!
扉、道。俺たちの物だ…俺たちの物だ…
馬鹿め!円環が俺たち皆を目覚めさせたんだ!